パリ1区にオープンしたクババ、太陽が上がるレヴァント地方の味にパリっ子が集う。

Paris 2026.04.03

オペラ大通りとマルシェ・サントノーレの中間にあった肉屋さんが、レストランに変身して1月半ばにオープンした。東部地中海沿岸地方の"太陽が上がる"国々とされるレヴァント地方で大勢が集まって楽しむ祝祭気分の料理を売りにしている。グループでワイワイという食事が流行りのパリゆえ、開店と同時にランチもディナーも大賑わいとなった。肉料理もあるけれど、日本に馴染みのない野菜料理の数々が味わえるので体験してみるのはどうだろうか。

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マルシェ・サントノーレの近く、オリエンタルの雰囲気が1階から上のフロアへと続くクババ。photography: ©MickaelBandassak


メニューを見てもどんな料理なのか、想像するのが難しいかもしれない。でも、どのテーブルもオーダーしているように粗塩が乗ったピタパン(1ユーロ)のオーダーは忘れずに。ピタというとぺったり平らなパンをイメージするけれど、クババのはふんわりと温かいブリオッシュのようなパン。これに合わせてタラマや人参のコンフィなどのメッツェ(前菜)を色々とって、シェアするのがオススメだ。大勢いるほど種類多く試せるけれど、2人でも2種は最低味わえる。

メインもシェアしてもいいし、一人1品でも。カボチャのカルパッチョ、野菜のパスティーヤ、ラディッキオとキウイのサラダなどの野菜料理、サーロインステーキなどがある。ディナーには羊のスマッシュバーガーや4~6名でシェアする羊の肩肉のコンフィが加わり、グループディナーを盛り上げるという趣向だ。いまのパリにあって、比較的手の出しやすい価格というのも人気の要因のひとつだろう。

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左:前菜から、セリ科の薬草のオイルが味わいを添えるスモーク・タラマ&カラスミ(11ユーロ)。左上のピタ(1ユーロ)とともに。 右:こちらの前菜は、3つのソースとセットのマルカ・ブレッド(12ユーロ)。ルヴァンタン地方の人々のおもてなしの心が詰まった、温かいパンだ。photography: 左 Mariko Omura、右 ©MickaelBandassak

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左:メインから、甘さのあるパイ皮の中に季節の野菜を詰めたパスティーヤ(14ユーロ)。 右:新鮮なあさりとフライドポテト(18ユーロ)。photography: ©MickaelBandassak

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前菜から、金柑を乗せた人参のコンフィ(9ユーロ)。photography: ©MickaelBandassak

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左:夜のディナーメニューから、羊のスマッシュバーガー。 右:3つのソースで食べるシュー(9ユーロ)。photography: ©MickaelBandassak

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3フロアからなるレストランの内装は、インテリア界の国際的スターであるジャック・ガルシアに育てられた女性室内建築家Laleh Amir Assefitに託された。なんとなく劇場にきたような気分の店内。全体のコンセプトはコンテンポラリーオリエンタルだが、フロアごとに微妙に雰囲気が異なる。

1階はガラス窓に囲まれ地中海沿岸の明るさが演出され、ランチタイム向き。パンサー柄の絨毯が敷かれた階段を上がると、2階に広がるのはぐっと趣が異なる空間だ。一階ともにディナーに用いられる。そして木曜の夜に音楽が入る3階は、ベルベルの族のテントのよう。アペリティフ、食後、あるいはバーとしてリラックスした時間を約束するスペースだ。レストランを経営するのはバンジャマン・コーエンとジュリアン・カスバによるダリア・グループ。すでにパリ市内でレストランのDaliaとJoiaを成功させた二人の、3つ目の冒険である。

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3階はアラビアンナイトの世界。低いテーブルとスツールでテント中に腰掛けてるような気分を演出。photography: ©MickaelBandassak

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3階ではレストランのメニューにはないカクテルも用意されている。photography: ©MickaelBandassak

Kubaba
3, rue Gomboust
75001 Paris
営)12:00~14:30、19:00~24:00(月~金)、12:00~15:00、19:00~24:30(土)、12:00~15:00、19:00~24:00(日)
無休
https://www.daliagroup.com/kubaba-paris
@kubaba.paris
 
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editing: Mariko Omura

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