石井ゆかりの星占い

2024/3/4 - 3/10

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
魚座に4星、週末は月も加わって5星が集合します。魚座には2012年頃から海王星が、2023年春から土星がそれぞれ滞在中で、太陽と水星を皮切りに、このあと金星と火星もここに重なってきます。ゆえに今、長期的に営まれている土星のテーマ、海王星のテーマが、何らかの新展開を迎える、というイメージが浮かびます。

特に今週末は魚座で新月が起こり、同日に水星が牡羊座へと抜けていきます。水星は魚座では少々持ち味が出にくいとされているのですが、今回はそのイングレスの直前に海王星と重なり合っているのが、非常に興味深く思われます。
魚座は海王星の支配下にあり、オウンサインで、もっとも強い状態にあります。ここをもっとも弱い水星が通り抜けていくのですが、まるでここでは、海王星が「マイクを与えられた」ように見えなくもありません。
魚座の最終度数付近は12星座の「ラスト」です。いろいろな解釈があると思いますが、私はこの位置に、もっとも深いカオスとか、いちばん遠い過去の記憶とか、心の中のいちばん深い場所、などを感じることが多いのです。つまり、もっとも言葉が出てきにくい場所にいる誰か、あるいは何かに、「マイクが渡される」ようなイメージが浮かぶのです。水星は言葉であり、メッセンジャーです。伝達され得ないものが伝達される、そんな不思議な現象が、今週の終わりから来週の頭にかけて、起こるのではないかという気がするのです。
魚座のもうひとつの支配星・木星は今、牡牛座で天王星と同座しています。天王星はメディアと関係が深く、牡牛座は「声」の星座でもあります。このあたりにも、普段聞こえない声が聞こえるようになる、というイメージがまとわりついています。

世の中には、声の大きな人や組織があり、声の小さな人や組織があります。大きな声はすぐによく通り、多くの人に受け入れられます。一方の小さな声は、なかなか知られません。小さな声の持ち主はガマンさせられ、光の当たらぬ場に置かれ、無視されたり、排除されたりします。世の中のどんな場所でも、そんなことがよく起こります。でも、たとえば今週の星の配置を見ると、時には小さな声が「大きく聞こえる」こともあるのではないか、と思わされます。水星が渡っていった先の牡羊座の入り口では、さらに大きな音と結びつく可能性もあります。冥王星の60度が待っているからです。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



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