石井ゆかりの星占い

2024/10/21 - 10/27

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
先週末18日に金星が射手座に抜け、今週23日に太陽が蠍座に入ります。このふたつの動きには、ある種の解放感があります。ちょっと苦手な場所を抜けた、という感じを、多くの人が抱くことになるかもしれません。
太陽と水星が蠍座に、火星が蟹座に、土星と海王星が魚座に位置し、水の星座に5星が集合しています。今週は特に22日から24日、月も蟹座にあり、水に6星となります。蟹座の火星は山羊座冥王星の180度に近付きつつあり、非常にホットな様相を見せています。長い間の悲しみ、怒り、傷ついた人の思い、積み重ねられてきた感情が、なんらかの形で姿を現す、といったことが強調されているように見えます。「感情」というと、激しく発される喜怒哀楽とか、一時的な気分の揺れをイメージする向きもあると思いますが、感情にはもっと根の深い、人間ひとりの人生の長さを遙かに超えて受け継がれていくようなものもあります。この時期はそうした、何万年もかけて積み重ねられた永久凍土とか氷河のような水=感情が、なんらかの形で表出してくる、というイメージが浮かぶのです。

金星が射手座に入ると、双子座の木星と180度の位置関係となり、ここは非常に賑やかで、ポップで、オープンです。対話が賑やかに盛り上がり、ニュースもハデで、話が総じて盛り気味になります。水の星座の「深さ」と、この双子座-射手座ラインの明るさ、ポップさは、かなりメリハリが効いています。多分「見た目元気そうだけど、実はそうではない」みたいなことも多いのではないかという気がします。威勢のいいことを言う人ほど、心に「何かある」かもしれない、ということを心にとめておくと、役に立つ場面があるかもしれません。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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