石井ゆかりの星占い

2024/4/22 - 4/28

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
4月2日から牡羊座で逆行していた水星が、25日、順行に戻ります。この間、混乱していたことや停滞していたことが、今週を境に正常化に向かいそうです。逆行の開始と終了は、2、3日前倒しで変化が感じられる傾向があるようです。ですので、25日ジャストに正常化、ではなく、週明けからすでに、なんとなくスッキリした感じが出てくるのではないかと思います。
牡羊座は「闘い」の星座です。過去2、3週間の中で闘争の行方が混迷していたとするなら、今週からその展開がわかりやすくなるかもしれません。勝負が、膠着状態を抜け出す、というイメージがあります。今回水星が順行に戻る位置は、ちょうどドラゴンヘッドに重なっています。ドラゴンヘッドは「新展開」「新しい繋がり」を象徴します。トンネルを抜けたところで新しい繋がりが生まれる、ということもあるのかもしれません。闘いや勝負は、ひとつの「関係」です。ここまで闘争という形で関係してきた主体同士が、別の新しい関係を結び直す、といったことも、もしかしたら起こりうるのかもしれません。

水星順行の前日、24日は蠍座で満月が起こります。対岸は牡牛座で、木星と天王星がコンジャンクションしています。非常にボリューム感がある満月です。木星は2023年半ばから、天王星は2018年頃からこの牡牛座に滞在してきました。木星も天王星も、何か新しいものや自由を求める、開放的な星です。ここへきてだんだん、改革や自由化、既存の力関係の崩壊などが、勢いを増す可能性があります。蠍座の満月は「放出」の意味合いがあり、何か貯め込まれたもの、蓄積されてきたものが、ドカンと表に出てくる、噴出する、というイメージの節目です。牡牛座-蠍座ラインは経済活動に強い結びつきがありますので、マーケットになんらかの強い変動が起こる可能性も感じられます。

いろんな意味で、今週を境に「流れが変わる」のを感じる人も少なくなさそうです。ですがそれは2023年からの一連の動きが、「あるべき方向に大きく動き出す」ようなことなのだろうと思います。少しずつ準備されてきたこと、だんだんに蓄積されてきた条件が、支流が大河にまとまるように、どーんとまとまっていく、といった展開になるのでは、と思います。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



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