ヴェルサイユ宮殿の庭園を見渡すホテルに滞在!
Paris 2025.06.14
Airelles Château de Versailles, Le Grand Contrôle
エレル・シャトー・ドゥ・ヴェルサイユ ル・グラン・コントロール〈ヴェルサイユ〉
宮廷に滞在する気分を味わう、珠玉の宿。
シャンデリアの下がるサロンもアーカイブに忠実に、ルイ16世当時の姿に修復。
ルイ15世の時代からフランス革命まで財務総監の住む館だった建物が、ホテルに生まれ変わった。窓から宮殿の庭園を見渡す宿はたった13室。18世紀のエスプリを尊重した内装は当時の家具調度を揃え、ブルボン王朝の宮廷に没入させる。アラン・デュカスが指揮を執るレストランでは、18世紀の衣装を身に着けたスタッフが給仕。土曜のディナーでは王の晩餐会さながら、全テーブル一斉に料理が供されるドラマティックな演出だ。宿泊客には開館前にトリアノン、庭園とアモー・ドゥ・ラ・レーヌを、夕刻の閉館後は鏡の間を含むシャトーを見学するプライベートツアー付き。直通の門から無人のシャトーを訪れる体験は忘れられないものになるはずだ。
中庭に面したバーはもともとチャペルだった場所。晴れた日は中庭のテーブル席も賑わう。
洗練されたテーブルセッティングも、まるで宮廷にいるような気分。
料理は王のテーブルからのインスパイア。食器はルイ15世のためのデザインを復刻したベルナルドの「エリゼ」。ディナーメニュー「Festin Royal」は300ユーロ~。©ilyafoodstories
アンシャン・レジーム最後の財務総監ジャック・ネッケルの名を冠したシグネチャースイート。窓からシャトーとオランジュリー庭園を見下ろす。
バスルームからも庭園が見えるラグジュアリーな時間。
エレル・シャトー・ドゥ・ヴェルサイユ ル・グラン・コントロール〈ヴェルサイユ〉
12, rue de l'Indépendance Américaine 78000 Versailles
01-85-36-05-50
RER)C線 VERSAILLES CHÂTEAU RIVE GAUCHE
全13室 バスタブ付き6室
料デラックスルーム2,200ユーロ~、スイート3,600ユーロ~ 朝食込み
レストラン
営)12:00~14:00L.O.、19:45~、20:30~(1月~3月、11月、12月)、12:00~14:00L.O.、20:30~、21:00~(4月~10月)※ディナーは一斉スタート
要予約
https://airelles.com/fr/destination/chateau-de-versailles-hotel
★Google Map
*「フィガロジャポン」2025年5月号より抜粋
●1ユーロ=約164円(2025年6月現在)
●日本から電話をかける場合、フランスの国番号33の後、市外局番の最初の0を取ります。フランス国内では掲載表記どおりにかけてください。
●各紹介アドレスのデータ部分のRERはイル=ド=フランス地域圏急行鉄道網の駅を、TERは国鉄の駅を示しています。
●掲載店の営業時間、定休日、商品・料理・サービスの価格、掲載施設の開館時間やイベントの開催時期などは、取材時から変更になる可能性もあります。ご了承ください。
photography: Taisuke Yoshida editing: Masae Takata (Paris Office)