石井ゆかりの星占い

2025/11/10 - 11/16

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
今週は10日から、射手座の水星が逆行します。
かなり混沌とした雰囲気がありますが、この逆行には不思議な「引力」が感じられます。
というのも、戻っていった先に待っているのが、冥王星、天王星、海王星だからです。
大きな時代を司る星に引き寄せられるように、水星がぐーっと強いアスペクトを組みに行くのは、なかなか迫力があります。
水星逆行時は「引き返す」ような動きが生じるとされます。
一度は決定したこと、思い切って選択したことを、ここで一度、かなりスケールの大きな形で「考え直す」ことになるかもしれません。
あるいは、最近盛り上がって、一旦落ち着いた議論が、ここで「再燃」し始める可能性もあります。
射手座の水星が逆行するわけで、かなり混乱したコミュニケーションの気配が強いわけですが、ここまでのコミュニケーションの「ネタバレ」のようなことが起こっていく、といった見方もできるかもしれません。
水面下に隠れていた動きが、このあたりで浮上してくるかもしれません。

週末に向けて太陽が土星、木星と水のグランドトラインに向かいます。
土星、木星、太陽というラインナップは、非常にごりっとしていて、強い意志や大人としての態度、責任と権威、権力などを感じさせる形です。
また、この3星は集団的でもあります。水は「感情」の世界ですが、大きな人間集団が代表的な感情を共有し、社会的に大きなうねりが生まれる、といったイメージが浮かびます。
個人の生活の中でも、深い感情を動機とした、決然として止めがたい行動を起こす、といった場面があるかもしれません。
水の世界で起こることは、しばしば、非合理です。
少なくとも、経済的合理性では補足しがたいことが大きく動くのが、水の世界です。
「損得を考えたら、誰もそんなことはしないだろう」ということをさせるのが、水です。
だからこそ、自分が何を考え、何を大切にしているのか、ということを、真剣に自問しながら選択していきたい時だなと思います。
飲み込まれるか、我に返って踏み止まるかを問われるような場面もあるかもしれない、と思います。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



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