こんにちは、石井ゆかりです。
今週は強めの転換点です。
21日に天秤座の新月、22日に海王星が魚座に戻り、23日に太陽が蠍座へと移動します。
太陽が蠍座入りすると水の星座に6星(月もいれて7星)となり、残りの3星はすべて風で、風と水だけ!という状況です。
21日の天秤座の新月は、何かが「決まる」感じがあります。
新月はスタートラインですが、天秤座は交渉と契約、「はかる」星座です。たとえば一昔前は結婚を「ゴールイン」と称しましたが、実際にはあれは、スタートラインでした。
そんなふうに「何かが決まってスタートする」のが、この21日のイメージです。
そしてすぐ、海王星が魚座に引き返します。
海王星は3月末に一度牡羊座に歩を進めていましたが、この22日に魚座に戻り、2026年1月27日に、晴れて牡羊座への移動を「完了」します。
土星も既に魚座に戻っており、これで魚座のおしまいのあたりに土星と海王星が再び並び立つことになります。
「闘い」の星座に入った土星と海王星が、「過去、犠牲」の魚座に戻ったというこの動きは、先日のイスラエルの人質とパレスチナで拘束されていた人々の解放、というニュースを想起したくなります。金星が天秤座入りして大きな風のグランドトラインが形成されるのとほぼ同時にこのニュースが流れたことが、星占い的には大変印象的でした。金星は愛と平和の星、天秤座を支配する星でもあります。
ただ、この時の金星の対岸にはまだ牡羊座に海王星が位置しており、これが救済や治癒の意味を持つのか、あるいは「幻想」の象意を持つのかは、予断を許しません。
いずれにせよ、大きなニュース(風のグランドトライン、海王星へのカイト)のあとに、水の星座への星の集中が起こります。水は過去、そして感情を象徴します。この大きなニュースのあと、人の感情がどう動くのか、どういう方向に物事が進んでいくのか。風は未来であり、論理であり、コミュニケーションなので、水とは非常に対照的なのです。
嵐のあと、風は嘘のようにおさまりますが、水没したもの、泥は残ります。約束のあとで起こることを、水の星座に広がる星々が静かに見つめているようにも見えます。
今週はそんな感じです。