エマニュエル・マクロン大統領、日本の天皇陛下に贈った「貴重な贈り物」とは?
Celebrity 2026.04.03

日本への公式訪問で、エマニュエル・マクロン大統領とブリジット夫人は天皇陛下に迎えられた。そして、すべての公式訪問と同様に、両首脳は外交上の贈り物を交換し、その中にはフランシュ=コンテ地域圏の時計メーカーが手掛けた腕時計が含まれていた。
フランスの卓越性を象徴する品。今週木曜日、日本への公式訪問の一環として天皇に贈られたのは、マクロン大統領が持参した、まさに地元色あふれる外交上の贈り物だった。それは、ジュラ県フランシュ=コンテ地域圏の中心地モルトーにある時計メーカー、ペキニエ マニュファクチュールが手掛けた腕時計だった。1973年にエミール・ペキニエによって創設された同社は、フランス国内だけでなく日本でも、その革新的技術で高く評価されている。
マクロン大統領は「アティチュード」モデルを贈り物に選んだ。白い文字盤を備え、そこには手描きで2本の枝が描かれている。一方は桜、もう一方は樫の木で、両国を象徴する樹木だ。2本の枝は最終的にひとつに重なり、フランスと日本の歴史的な友情を表している。ケースには、フランスの革製品ブランドであるジャン・ルソーが手掛けた黒のアリゲーターレザーストラップが組み合わされている。この唯一無二のモデルは、通常6〜8か月かかるところを、わずか3週間未満で製作された。記録的なスピードだ。
カリブル イニシャルとポワンソン・ド・ヴィペール
しかし、この時計の本当の魅力は、洗練された外観以上に内部にある。搭載されているのは、2021年に自社で開発された自動巻きムーブメント「カリブル イニシャル」で、最大65時間の駆動が可能だ。さらに、時計文化で知られるスイスに隣接しながらも、純粋にフランス製であり、ベザンスン天文台による公式クロノメーター認定を受けているという、ほかに類を見ない特別な称号も備えている。ペキニエ マニュファクチュールによれば、「この時計は、考えうる限り最もフランスらしい時計で、長年培われてきた専門技術への敬意を表しています」と強調する。
また、この時計には、名高い「ポワンソン・ド・ヴィペール(毒蛇の刻印)」も施されている。これは、完成した時計が、精度や安定性を評価する一連の厳格なテストを、さまざまな環境や温度でクリアしたことを証明するものだ。また、ここには日本へのさりげない敬意も込められている。というのも、日本にも、セイコー、グランドセイコー、シチズン、カシオ、オリエントといった多くの時計ブランドがあり、その厳格さと卓越した技術力は世界的に高く評価されているのだ。
from madameFIGARO.fr
text: Louise Ginies (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi





