キャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子、クリスマスをどう祝っている? エリザベス女王亡き後に変化したこととは。
Celebrity 2025.12.21

ウィンザー家は毎年、サンドリンガム・ハウスに集まって年末を過ごすのが恒例だ。では、キャサリン皇太子妃の実家のミドルトン家はどうしているのだろうか?

キャサリン皇太子妃、ウィリアム皇太子、そして子どもたちであるジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子が、サンドリンガムの聖マリー・マグダレーン教会で行われた恒例のクリスマス礼拝を終えて姿を見せた。(2024年12月25日、サンドリンガム)photography: Hussein Zak/Splash News/ABACA
ウィンザー家では、毎年クリスマスの祝いがサンドリンガム・ハウスの広大な邸宅で行われることがよく知られている。エリザベス女王は2022年9月8日に亡くなるまで、この地で家族全員と再会することを毎年楽しみにしており、盛大な食事を囲み、敷地内にある聖マリー・マグダレーン教会での伝統的なクリスマス礼拝にも必ず出向いていた。そしてキャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子も、毎年この行事に確実に参加していた。しかし、女王の死後、彼らのホリデーシーズンの過ごし方は変化している。
イギリスの雑誌『ハロー!』誌が2024年に報じたところによれば、ウィリアム皇太子夫妻は、現在ではノーフォークにある別邸アンマー・ホールで、自分たちだけのクリスマスイブを過ごしたいと考えている。その翌朝にはプレゼントを開けたあと、サンドリンガム・ハウスでチャールズ3世やその他の家族メンバーと合流する予定だ。「夫妻は、サンドリンガムでのより整然とした祝賀行事よりも、ミドルトン家流の"家族ぐるみのにぎやかな雰囲気"の中でプレゼントを開けることを好んでいる」と、関係者が最近『デイリー・メール』に語っている。さらに2024年には、『デイリー・エクスプレス』が、「キャサリン皇太子妃は12月24日の夜にプレゼントを開けるというウィンザー家の伝統を終わらせたいと考えている」と報じている。
ミドルトン家のクリスマス
王室の伝統では、クリスマス当日はウィンザー家とともにサンドリンガムで過ごすことになっているが、(キャサリン皇太子妃の実家である)ミドルトン家はどうしているのか。王室専門家のケイティ・ニコルは雑誌『OK!』に対し、ウィリアム皇太子とキャサリン妃は交際初期、サンドリンガム・ハウスの王室と、キャサリン皇太子妃の両親が暮らすバックルベリーのミドルトン家を、毎年交互に訪れようとしていたと説明している。「結婚生活当初、ふたりはクリスマスを交互に過ごしていた。ある年は女王と王室、その翌年はミドルトン家という具合である。しかし、ふたりは"公務最優先"という姿勢を貫くようになり、その傾向は現在、これまで以上にはっきりしている」と彼女は語っている。
実際のところ、王室の務めを優先するために、ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子の母であるキャサリン皇太子妃は、クリスマス当日をウィンザー家と過ごし、両親とは別の日にクリスマスを祝うことを受け入れている。しかし過去には、ウィリアム皇太子夫妻はサンドリンガムでの行事を欠席し、(キャサリン皇太子妃の両親である)キャロルとマイケル・ミドルトンのもとで過ごしたこともある。ハロー!が報じたところによれば、2014年には、ウィリアム皇太子が祖母エリザベス女王に対し、クリスマスイブをサンドリンガムで過ごしたあと、25日は妻の家族と過ごしたいと申し出たという。当時、キャサリン皇太子妃はシャーロット王女を妊娠して6カ月目だった。がんという大きな試練を乗り越えたいま、キャサリン皇太子妃は何より家族との時間を大切にしたいと考えている。こうして迎える2025年のクリスマスは、ウィリアム皇太子夫妻にとって華やかでありつつも、何より家族中心の時間になるだろう。
From madameFIGARO.fr
text: Leonie Dutrievoz (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi






